まだ遅くない!初夏から準備!UV対策(紫外線対策)

まだ遅くない!初夏から準備!UV対策(紫外線対策)

日中は軽く汗ばむ季節になってきました。それは紫外線対策にもより気を付けないといけない季節に入ったということです。日差しにも十分に注意が必要ですが、もうすぐ「梅雨」の時期を迎えます。
天気が悪いと「なんとなく気が滅入る」という方も多いと思います。梅雨時は気温、湿度、気圧の変化といった要素が複雑に絡み合って、心身に様々な影響を及ぼします。気圧は私たちの自律神経と関係が深く、梅雨は一年の中でも体調が不安定になりがちな季節なのです。
ですのでしっかりと自律神経を整えつつ、紫外線対策に有効な栄養素を知り、UV対策に役立ててください。

体の中から紫外線の対策

日差しによる肌のトラブルを防ぐには、できるだけ紫外線を浴びないようにすることが大切なことです。
それにはまず、日傘やサングラスなどを利用するとともに、隠しきれない肌は日焼け止めコスメの活用も重要です。
しかし、より万全の体勢を整えるためには、皮膚の健康を保つのに有効な栄養素を摂って、体質を改善させることが必要となります。

ビタミンA

摂取したい栄養素としてまず挙げられるのが、ビタミンAです。
ビタミンAは「抗酸化作用」がある栄養素のひとつで、さらに皮膚や粘膜の健康を維持するはたらきもあります。細胞分裂を助け、ターンオーバーのサイクルを正常に導く役目があります。
ビタミンAは皮膚の健康に必要な栄養素として知られ、肌の中にいつもストックされることで、SPF値20程度の紫外線予防としても働くこともわかっています。
また肌を黒くしたり、シミを作るメラノサイトを活性化させるUVB(紫外線B波)を防御し、日焼けダメージを抑えてくれます。
その他にも紫外線で壊れた線維芽細胞を修復し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する働きにより、ハリのある肌へ導き、角質のバリア機能を強化する働きもあります。

ビタミンC

次にイチゴやレモンなどに多く含まれるビタミンCです。シミの元になるメラニンが過剰につくられるのを抑え、色素沈着が起きにくくします。その他にも皮膚を構成するコラーゲンがつくられるのを促進して、肌荒れを改善させるはたらきもあります。
喫煙者やストレスを強く感じる人はビタミンCを消費しやすいと言われています。積極的に摂るようにしましょう。
またビタミンCには、老化を抑える「抗酸化作用」もあります。呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部は、細胞を酸化させる活性酸素になります。細胞の酸化とは、いわば体がさびて、老化すること。活性酸素のはたらきを抑えることは、皮膚の老化を抑制することだといえるのです。

ビタミンE

次にご紹介するビタミンEは、「抗酸化作用」、「バリア機能(生体膜安定化作用)」、「血行促進作用」などの機能が知られています。
身体のさまざまな老化を防ぐ働きがあることから、「若さのビタミン」とも呼ばれています。
特にビタミンEが持つ機能の中でも、私達のからだに特に大きな役割を果たすのが「抗酸化作用」です。日差しが強くなってきた際の肌荒れ、乾燥肌、吹き出物などは強い紫外線によって肌の表皮にできる活性酸素を放置してしまっていることが主な原因と言われています。「抗酸化作用」にはこの活性酸素を中和する働きがあります。よく言われる「はりのある肌」とは、具体的にいうと抗酸化作用が正常に働き、活性酵素が中和できている状態を指します。そしてこれはもちろん肌荒れ、シミ、シワもできにくい環境ということです。

この「抗酸化作用」で大事なことですが、皮膚に蓄積された活性酸素を中和するには、「抗酸化作用」が肌に直接作用する必要があります。ビタミンEには、「経口摂取した場合でもキチンと肌に移行する」ことが分かっています。
しかしビタミンCやコラーゲンなどの「抗酸化作用」は、経口摂取しても肌に直接移行することはなく体内で分解されてしまい、活用されますが、皮膚に蓄積した活性酸素を中和することができないのです。このことからもビタミンEの「抗酸化作用」は非常に重要といえます。

3つそろって「ビタミンACE」

ご紹介したビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは、老化を防ぐのに効果的な栄養素、紫外線対策に有効な栄養素として「ビタミンACE(エース)」と総称されることがあります。これからの紫外線が強くなる時期、梅雨の「気が滅入る」時期にも負けないように、この3種類のビタミンを積極的に摂取することを意識しましょう。
ビタミンCは、体内で合成ができないこと、水溶性ビタミンであることから、不足しがちになります。ですのでサプリメントで補っても良いでしょう。ちなみにビタミンAとEは脂溶性なので、過剰摂取には注意が必要です。

他の摂りたい栄養素は?

ビタミンB群

ビタミンB群は、皮膚や髪、爪などの保護や成長促進をサポートするビタミンでその役目から「美肌ビタミン」ともよばれます。
補酵素として糖質や脂質、たんぱく質のエネルギー代謝にも関わっています。ビタミンB群が不足すると肌荒れや皮膚炎、口角炎などの症状を引き起こすと言われています。
また、体内に蓄えておくことができない為、毎食こまめに取り入れることが難しい場合は、サプリメントで補うことが望ましいです。

抗酸化成分(ポリフェノール、リコピン)

ポリフェノールは、植物に含まれる色素や渋み、苦みの成分で、植物が自身を紫外線から守る為に持つ力となる成分です。
ブルーベリーやナスに含まれる「アントシアニン」、そばに含まれる「ルチン」、その他にも「大豆イソフラボン」、「緑茶」、「コーヒー」にも含まれています。

リコピンはトマトに含まれる赤い色素成分で、ビタミンEの100倍以上もの抗酸化力持つと言われています。
特徴的なのは、リコピンは摂取してから体内で働くのは約10時間後になると言われており、夕食時に積極的に摂取すると効果的です。どちらも活性酸素を抑制し、シミの原因となるメラニン色素の合成やシワを引き起こす乾燥などから肌を守ります。

まとめとして

紫外線対策や美肌づくりの為には、摂取する栄養素の役割や、摂取方法、摂取する時間帯も考えて、効果的に体内に摂り入れてください。
抗酸化作用をしっかりと活用して、UV対策に役立てて透明美肌を維持し続けましょう。

あなたに必要な栄養素は?

今回ご紹介したビタミンCに限らず、ご自身に身体の「潜在性の欠乏状態の栄養素」を知り、取り入れることによる「オーソモレキュラー療法(Orthomolecular medicine)」をおすすめしております。栄養を至適濃度で摂取することで身体のホメオスタシス(恒常性維持機能)を向上させ、健康を維持する栄養療法です。従来の栄養療法とは違い、欠乏症の治療や予防するものではなく、加齢による変化を補うものでもありません。気になる方はぜひ、当院の栄養解析をお受けしご自身の身体の状態を知りましょう。

オーソモレキュラー療法(ゆかりレディースクリニックHP)

医療機関でのみ取扱が認められているサプリメント

医院で提供されている「医療機関専用サプリメント」は医師によるしっかりとた判断において提供されており、身体に一番安全で効用が認められるサプリメントであると言えます。
当院のWEBサイトにて取り扱っているサプリメントのご紹介をしております。サプリメント選びのご参考にしてください。

MSS DUOサプリメント(ゆかりレディースクリニックWEBサイト)

ゆかりレディースクリニック

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神戸・三ノ宮にあるゆかりレディースクリニック|婦人科・美容婦人科・避妊の相談・性感染症・人工中絶・婦人科検診・ピルについてなどさまざまなご要望にお応えします。JR三ノ宮から徒歩5分。
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