女性器周辺の手術
デリケートゾーンの悩み|現場から見る5つの悩みとその原因と治療について
- 2017.10.23
デリケートゾーンの悩みと言えば、現場で聞かれる主な声は主に5つ。
色、形、臭い、締まり、感度。これらはすべて原因があり、この原因を取り除くことでデリケートゾーンの悩みを解決することができます。
表面的なことだけでは対応できないことを今回は、みなさんにわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
デリケートゾーンの悩みを抱える方にぜひ参考にしていただきたいと思います。
こちらの記事も参考にしていただければと思います。
- 女性器は整形できる|形や色が気になる女性へ伝えたい8つの美容整形について
- ビラビラ(小陰唇)が大きい|美容婦人科で手術をして悩みを解決する方法
- 大陰唇の色や大きいのが悩み|陰部の膨らみが気になる方に伝えたい手術について
現場でよく相談されるデリケートゾーンの5つの悩み
クリニックでよく受けるデリケートゾーンのお悩みは、
- 女性器の黒ずみなどの色
- 大陰唇や小陰唇と言われる部分の形
- 女性器周辺の臭い
- 膣の締まり
- クリトリスの感度
これらのご相談をよく受けます。
これらのお悩みは、お薬などでは改善が難しいのですが、それ以外の方法で治療することが可能です。
なぜこういった悩みを抱えてしまうのでしょうか?
女性器周辺の黒ずみなどの悩みについて
先日、女性器の黒ずみ|3つの原因から見る治療法とコンプレックスについてでもお伝えしましたが、女性器周辺の黒ずみは、
- メラニン
- 摩擦
- ホルモンバランスの乱れ
などが主な原因で、これらが原因で女性器周辺は黒ずんでしまいます。
メラニンが原因で起こる女性器の黒ずみ
メラニンは色素になりますが、顔にできるしみもこのメラニンが関係しています。
■メラニンとは?
メラニン (melanin) は、ヒトを含む動物、植物、原生動物、また一部の菌類、真正細菌において形成される色素である。メラニン色素ともいう。
メラニン:Wikipediaより引用
元々メラニンが多い方もいますし、このような方の場合、皮膚の色が黒っぽかったり、女性器が黒ずんでいるように見えてしまう方もいます。
また後天的に出る黒ずみの主な原因は、摩擦が原因です。
太ももがこすれ合ってしまうのが分かりやすい例ですが、下着やナプキン、トイレットペーパーでふくなど、皮膚に何度も刺激が加わるとメラトニンが刺激され、多くのメラニンを分泌してしまいます。
するとその部分は黒ずんでしまい、もし女性器に何度も刺激が加わっていると黒ずんでしまう可能性があります。
女性器の黒ずみを解消する方法
女性器の黒ずみを解消するためには、このような方法を行います。
実際に行うこととしては、まずお薬で古い角質を除去し、細胞の新陳代謝を促進させます。細胞の新陳代謝を促進させることで、皮膚なども細胞から作られているため、新しい細胞に変わることで皮膚も綺麗になります。
その結果黒ずみも解消されますし、さらにくすみや皮膚のざらつきも改善でき、より美しい肌へと変わることができます。
女性器の黒ずみもこのようなことで、綺麗な色へと変化させることができます。
HPでも具体的な手術や費用についてお伝えしていますので、もしお悩みの方はこちらも参考にしていただければと思います。
大陰唇や小陰唇(ビラビラ)の形や色の悩みについて
女性器の外側にある膨らみの部分を大陰唇、一般的にビラビラと表現される部分を小陰唇といいます。
大陰唇については、膨らみが大きすぎていたり、色が黒ずんでいる。小陰唇については、ビラビラの形が異様に大きかったり、左右で非対称である。
またそれぞれの臭いが気になると言った悩みをよくご相談されます。
大陰唇の悩みを解消する方法
改めておさらいですが、大陰唇とは、この女性器の外側の膨らみの部分になります。
この部分の黒ずみについては、上記でお伝えしたメラニンが原因だったり、摩擦が原因で起こっている可能性がありますので、上記の内容を参考にしていただければと思います。
大陰唇の膨らみが大きすぎる場合、切除してご自身が理想とする形に縫合することで、形を整えることができます。
そもそもこの大陰唇の膨らみが大きすぎる原因は、遺伝的なことだと言われています。ですので、生まれもった宿命という言葉で表現するのは適切かわかりませんが、現代の医学ではお薬などを飲んでどうにかするという手段がありません。
大陰唇の悩みを解決するためには、大陰唇縮小術と言って膨らみが大きすぎる箇所を切除し、予めご相談して決めておいた形に縫合し形を整えていきます。
このように大陰唇の悩みをお持ちの方は、切除し縫合することでお悩みを解決していきます。具体的な手術や費用については、こちらを参考にしていただければと思います。
小陰唇の悩みを解消する方法
小陰唇とは、いわゆるビラビラと言われる女性器のヒダの部分になります。
このビラビラの役割は、尿道口や膣を保護する役目があります。
人によって形も違いますし、大きさもバラバラ。明確な基準もないので、どのくらいの大きさであれば小さい、大きいという判断がしづらいものです。
ただ、一般的には、大陰唇からビラビラが少し出るぐらいの大きさであれば正常であり、大幅にはみ出す、下着にこすれてしまって痛む場合は、大きすぎる可能性があります。
またビラビラが肥大することで、大陰唇とビラビラの間に恥垢という分泌物の腐敗したアカが溜まってしまい、臭くなってしまう原因になることがあります。
もしパートナーなどに「あそこが臭い」と言われたことがある方は、もしかすると大陰唇とビラビラの間が清潔に保たれていない可能性があります。
以前、記事でお伝えしたようにビラビラの形が気になる方は、小陰唇縮小術と言われる手術をすることで、理想の形にすることができます。
小陰唇縮小術の具体的な内容や費用については、こちらを参考にしていただければと思います。
また、大陰唇も小陰唇も、黒ずみの悩みは先ほど上記でお伝えした考え方と同じで、改善が可能ですので、上記の内容を参考にしていただければと思います。
女性器の臭いの悩みについて
女性器が臭いというのは、クリトリス包茎になっていたり、小陰唇などの大きさが大きすぎることで、その余った皮膚のスペースに垢が溜まってしまうなどして臭いが発生してしまう可能性があります。
そのため、垢が溜まらないように女性器を洗うことが勧められますが、その洗い方にも注意が必要です。
女性器周辺が臭くなってしまう原因は、
- 洗い残しがある場合
- 女性器の形に問題があり、それが原因で垢などが溜まり臭う場合
主にこの2つの原因が考えられます。
洗い足りていない場合は、洗うことをおすすめしますが、合成石鹸を使用しないでください。
女性器周辺は、非常にデリケートで合成石鹸で洗ってしまうとかゆみや痛みの原因にもなってしまいます。
このように洗い残しがある場合、合成石鹸を使わずにできるだけナチュラルな石鹸を使用してください。
また副皮と言われる部分の皮膚が大きすぎるため臭いが発生することがあります。この副皮を切除することで根本的なことを改善することができます。
もし副皮切除術にご興味がある方は、こちらを参考にしていただければと思います。
膣の締まりの悩みについて
年齢に関係なくセックスをより楽しみたい方も多いと思います。
ただ、男性は締まりの良い膣の方が気持ちが良いため、もし緩くなってしまっている場合、満足できていない方もいるかもしれません。
そこで、よくご相談を受ける内容としては、締まりを良くしてほしいということです。
なぜ膣が緩くなるのかというと、このような原因が考えられます。
- 加齢による緩み
- 出産による緩み
- セックスを繰り返すことで起こる緩み
これらの原因から見る改善方法についてですが、主に以下の3つがあります。
- ヒアルロン酸注入
- パールフィラーの注入
- 膣縮小術を受ける
簡単にお伝えすると、膣の周囲を膨らませることで膣の引き締まりを実感するのか、それとも本来の形を変えるのかという違いになります。
具体的には上記リンクをご覧になっていただきたいのですが、年齢に関係なく、緩んでしまった膣を再度引き締めることはできます。
膣の引き締めをしたい、手術内容や費用についてを知りたい方は、こちらを参考にしていただければと思います。
クリトリスの感度を上げたいという悩みについて
女性も気持ちの良いセックスができることで、パートナーのことをより愛せたり、ご自身の気持ちを満足させることができると思います。
ただ、クリトリスが包茎の場合、感度が下がってしまい、本来感じれる気持ちよさが感じれなかったり、逆に痛みを感じてしまうことさえあります。
こういうクリトリスの感度について悩んでいる方は、クリトリス包茎といって、本来1/2程度出ているクリトリスが包皮と言われる皮膚に覆われてしまっている可能性があります。
こういった悩みをお持ちの方は、クリトリス包茎縮小術という方法で改善することが可能となります。
クリトリス包茎は、クリトリスに覆いかぶさっている包皮を切除することで改善することができます。
ただ、手術で切除するといっても包皮をすべて切除する必要はなく、クリトリスが1/2、1/3程度露出していれば問題ありませんので、このぐらいの露出ができるように切除していきます。
また感度だけの問題ではなく、クリトリス包茎の場合、どうしても汚れが溜まってしまうことがあり、それに伴って臭いが出ることがあります。
もし女性器周辺の臭いが気になる方は、クリトリス包茎でないか一度チェックしてみてください。もしその可能性があれば、臭いの原因はここにあるかもしれません。
もしクリトリス包茎縮小術をお考えの方は、ひとつ覚えておいていただきたいことがあります。
手術をこれから考えている方は、この包皮を切除しすぎてはいけないことを覚えておいてください。どういうことかというと、この包皮の部分を切除しすぎると、歩くだけで痛みが出たり、またクリトリスが露出しすぎることで感度が低下する可能性があります。
こういった手術をするクリニックの先生方は優秀な方も多く、素晴らしい技術をお持ちの方もいます。ただ、中にはあまり手術の経験がない状態で手術を行ってしまう先生がいたり、専門が婦人科系ではなく別の専門医だけど、こういった美容婦人科の手術をされる方がいます。
手術の前は必ず、どういう手術をするのかを説明されます。もしそこで大きく切除するようなことをおっしゃっていれば必ず、この記事のことを思い出してください。
私がこの部分を強調したいのは、私自身が産婦人科の専門の医師だからです。みなさんのお近くのクリニックにも素晴らしい先生がいらっしゃると思いますので、クリトリス包茎の手術を考えられている方は、まず話をじっくりと聞いてから判断していただきたいと思います。
クリトリスの感度を上げたいからといって包皮をすべて切除してしまうと、痛みの原因になってしまいます。
ですので、必ず覚えておいてほしいことは包皮は1/2、もしくは1/3程度残す必要があります。
手術の前には必ず説明をするので、もし手術を受けられるクリニックが決まっている場合、こういったポイントをおさえておくと、後で後悔せずに済むと思います。
具体的なクリトリス包茎縮小術の内容や費用などについては、こちらを参考にしていただければと思います。
このようにみなさん女性器のことで悩まれていますが、ひとつひとつ原因や症状が起こる理由を明確にし、それに対して対応していくことで今の状態から改善することができます。
現場で患者様から感じること
患者様と触れ合う中で感じることは、女性器そのものの悩みはあるものの、一番求めていることはその背景にあることです。
- セックスをもっと楽しみたい
- 年齢に関係なく、綺麗な女性器を維持したい
- パートナーに喜んでもらいたい
- もっと気持ちよくなりたい
みなさんに共通することは、今以上に幸せを感じたい、自分の欲求を満たしたいということなのかなと思っています。
その期待に純粋に沿いたいと思いますし、悩みを解決するためには、女性器はご自身だけでは難しいことは多いですが、ただ、解決策を知ることは上記でお伝えしている内容や記事でできると思います。
まずみなさんにお伝えしたいことは、解決できるんだよということです。
そして安心していただきたいと思っています。不安があれば本当は楽しいはずの日常の景色が変わってしまいますし、見方が変わります。
でも安心できた瞬間いつもの日常になり、何気ないことに幸せをより感じれるようになると思います。
そういった特別な日常ではなく、当たり前の日常の中に、ずっと幸せを感じれるような、そんなきっかけ作りができればと思います。
まとめ
今回は、現場から見えてきたデリケートゾーンの悩みと解決方法についてお伝えしてきました。
デリケートゾーンの悩みは親しい友人でも、家族でも相談しにくいことだと思います。
その悩みを抱えていることは、すごくもやもやすると思いますし、不安も募りやすい。だからこそこういうブログで解決できるということを知っていただき、まず安心していただきたいと思います。
今回の記事が一人でも、デリケートゾーンの悩みを抱えている方の参考になればうれしく思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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