たるみ・シワ
女性器のたるみやしわの原因とは?原因から考える3つの治療法
- 2017.10.22
女性器のたるみやシワが気になる方は、原因によって3つの治療法があります。
加齢によるたるみが原因の場合、たるみを切除することで若々しい女性器となり、その他の方法としてはヒアルロン酸やフィラーと言われる皮膚充填剤を注入することで若々しい張りを取り戻すことができます。
難しい手術をしなければいけないと思われがちですが、実はそうではありません。
いつまでもパートナーとの関係をより良く保ちたい、女性器をいつまでも若く保っていたい方に参考にしていただきたい内容となっています。
■大陰唇の色や大きいのが悩み|陰部の膨らみが気になる方に伝えたい手術について
■締まりを良くする方法とは?|セックスで男性を満足させたい女性にお伝えしたいこと
■ビラビラ(小陰唇)が大きい|美容婦人科で手術をして悩みを解決する方法
女性器がたるむ原因
女性器がたるむ原因は、主に2つあります。
加齢によるたるみ
身体の皮膚は年齢を重ねるとどうしても張りがなくなり、たるんでしまいます。
それと同じ理由で、女性器も年齢を重ねることで張りがなくなり、たるみができてしまいます。
体重の急激な変化
肥満体型だった人が、短期間で急激に痩せるとそのスピードに皮膚が適応できず、皮膚が余ってしまったようにたるみが生じます。
それと同じように、あまりに急激に体型が変化してしまうと、女性器もたるみが残ってしまう可能性があります。
どちらも身体で容易に想像しやすいことですので、治療のイメージもわきやすいかもしれません。
女性器のたるみを解消する方法
女性器のたるみを解消するためには、上記の原因から考えることが大事ですが、加齢によるたるみは筋肉をつけると多少の変化を出すことはできます。
ただ、女性器には肥大するほどの筋肉はありません。そのため、年齢によるたるみを解消するためには、たるんだ部分を切除する必要があります。
また体型の急激な変化によって女性器にたるみが生じた場合、こちらはもしかすると時間の経過とともに、痩せた体型に皮膚が適応するとある程度のたるみは解消するかもしれません。
ですが、身体の場合は一度たるんでしまった皮膚が再度身体のサイズに適応し、引き締まるということは非常に難しいと思います。
そのため、体型の急激な変化によってたるみができてしまった場合も、基本的にはたるむ箇所を切除することで張りのある女性器にすることができます。
ただ、切除するだけではなく、どちらのケースも空気があまり入っていない風船のような状態です。どういうことかというと、風船って空気が抜けていると、しぼんでいき、しわしわになりますよね。
でも空気を入れて、空いているスペースを埋めてしまうことで張りが出てきて、丸い綺麗な形となります。
これと同じ考え方で、たるみができてしまった場合、そのスペースにヒアルロン酸やフィラーと言われる皮膚充填剤などを入れることで張りのあるキレイな女性器を作り出すこともできます。
女性器のたるみを解消する3つの治療法
女性器のたるみを解消するためには、
- 切除手術を行う
- ヒアルロン酸を注入する
- 女性器専用のフィラーを注入する
主な治療法はこの3つになります。
切除手術を行う
切除手術については、ビラビラ(小陰唇)が大きい|美容婦人科で手術をして悩みを解決する方法や大陰唇の色や大きいのが悩み|陰部の膨らみが気になる方に伝えたい手術についてでもお伝えしています。
加齢によってできて女性器のたるみを、切除し縫合することで引き締まった女性器にすることができます。
ヒアルロン酸を注入する
先日締まりをよくする方法でもこのヒアルロン酸のことをお伝えしました。
ヒアルロン酸を注入すると言われると、体外から何かを注入するため何か身体が予期せぬ反応を示すのではないか?と思う方もいるかもしれません。
ただ、その心配はありません。なぜならヒアルロン酸という物質は体内で作られ、合成される物質だからです。
もともと体内にある物質を外部から再度注入するということで、膣の内部を膨らませるため、安全性が高い方法となります。
ヒアルロン酸を注入して、その効果の持続は約6ヶ月~1年と個人によって開きがあり、前もって「●●ヶ月持ちます!」とは言い切れないのが現状です。
これぐらい時期を目安に、徐々にヒアルロン酸は体内に吸収されていくため、効果が薄れていきます。
ヒアルロン酸の注入を勧められる方というのは、一生ではなく、ある一定期間だけ膣の締まりがあればいいという方におすすめできる方法となります。
お伝えした通り、ヒアルロン酸は体内でも生成されるため、身体が拒否反応を起こすこともありません。
膣の場合と比べて違うのは、効果の持続期間です。膣の場合個人差があり6~1年という開きがありますが、女性器のたるみに対してヒアルロン酸を注入した場合、ヒアルロン酸が体内に吸収されても、1~2年程効果が持続します。
そのため、女性器のたるみを解消するためには、ヒアルロン酸を注入することが一つの治療法の1つとなります。
女性器専用のフィラーを注入する
フィラーとは、直訳するとこのような意味があります。
埋めるもの、詰め物
女性器にフィラーと言われる皮膚充填剤を注入することで、膨らみを出し、張りを作ることで、注入前よりも若々しい見た目にするための施術です。
ゆかりレディースクリニックで使用するフィラーは、フランス製のDesirialシリーズというものを使用しています。
当クリニックでは、萎縮性膣炎の治療に、世界初のヒアルロン酸を使用した膣萎縮症用注入剤「Desirialシリーズ」を使用しています。
「Desirialシリーズ」とは、世界で初めての女性のための注入剤であり、成分は生体吸収される非動物由来のヒアルロン酸です。フランスVIVACY社の特許IPN−Like技術により抗酸化剤のマンニトールが含まれているのが特長です。
「Desirial」と「Desirial Plus」の2タイプがあり、まったく異なる症状に対して、それぞれ特別に開発されたものです。
効果
- 外陰膣の保湿
- 1回目の施術後から不快感を和らげる
- 粘膜組織の改善による慢性的な痛みの解消
抗酸化剤マンニトールとは?
ヒアルロン酸を注入すると炎症反応が起き、活性酸素であるフリーラジカルが発生します。フリーラジカルはヒアルロン酸の分解を促進するため、ヒアルロン酸は注入直後に最も分解されるといわれています。
マンニトールはフリーラジカル除去剤ともいわれる抗酸化剤で、フリーラジカルの中でも特に酸化力の強いヒドロキシラジカルに効果を発揮します。注入直後に、このマンニトールがヒアルロン酸の分解を制限することで、ヒアルロン酸の持続性が向上し、より高い効果が期待できます。
このように3つの治療法からたるみを解消し、治療を行っていきます。
女性器のたるみを解消できない方法
ネットで情報が手に入りやすい社会になったせいか、女性器のたるみを解消することに対して曖昧な情報が伝えられていることがあります。
産婦人科専門医だからこそ伝えたい、たるみが解消できない方法をお伝えしたいと思います。
骨盤底筋群を強化してもたるみは解消しない
骨盤が開いているから骨盤底筋群を鍛えるということが言われたりしますが、女性器のたるみは骨盤底筋群を鍛えても改善しません。
骨盤底筋群とは、骨盤にある空間の中にある筋肉です。
この筋肉はこのように骨盤の中側にある筋肉になりますので、いくら鍛えたとしても膣の引き締めには多少の関与はしますが、女性器のたるみの解消にはあまり関係がありません。
そもそもたるみの原因は、加齢によるものか、体型の急激な変化によるものであり、身体も鍛えるとある程度たるみは解消できますが、原因から考えるとエクササイズでの改善は難しいと思います。
ですので、女性器のたるみを解消するために何かのトレーニングをすることは、あまりおすすめできないことです。
サプリメントを飲んでも劇的な変化は見られない
これもネットでよくみかけることですが、サプリメントを飲むことで女性器のたるみも解消できると書かれています。
サプリメントの語源は、このようになっています。
サプリメント(supplement)とは、栄養補助食品(えいようほじょしょくひん)とも呼ばれ、ビタミンやミネラル、アミノ酸など栄養摂取を補助することや、ハーブなどの成分による薬効が目的である食品である。
サプリメント:Wikipediaより引用
ただ、この語源からもわかるようにサプリメントはあくまでも薬ではありませんし、栄養補助剤です。
そのため、何かの症状を改善するために摂るのではなく、不足している栄養を補う、結果的に身体の何かが改善するということです。
サプリメントを飲むから女性器のたるみが解消されるというのは、少しの変化はあるかもしれませんが、大きくたるみが解消することは難しいと思います。
ローラーなどで刺激を与えても改善は難しい
これは少数の方だけに当てはまることかもしれませんが、ローラーのようなもので女性器に刺激を与えるとたるみが解消するというアイテムも販売されていました。
この原理はよくわかりませんが、ご自身の二の腕やお腹のたるみを解消するためにローラーだけではある程度変化が出るかもしれませんが、あまり大きな変化は期待できません。
やはり何事も原因から考えると、表面的なことではうまくたるみは解消できないということです。
女性器のたるみを解消したい方におすすめしたい手術について
ここまで女性のたるみを解消するための方法や、そもそもの原因などについてお伝えしてきました。
女性器のたるみを解消することで、改めてご自身に自信が持てたり、パートナーとより充実したセックスをすることができるかもしれません。
これからのことを考えて、手術を検討している方は、ホームページで詳細をお伝えしていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
まとめ
今回は女性器のたるみの原因と解消についてお伝えしていきました。
これまでお伝えしてきた内容をまとめると以下のようになります。
- 女性器のたるみの原因は、加齢や体型の急激な変化によるもの
- たるみの解消は、たるみ部分を切除するかヒアルロン酸、フィラーを注入することでできる
- 骨盤底筋群などを鍛えてもたるみは解消されない
このような内容でお送りしていきました。
今回の内容が少しでも参考になればうれしく思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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